今日はYouTubeで見れるプロのオーケストラ団体の紹介。
ロンドン交響楽団、通称LSO。
名前の通りロンドンを拠点に置くオーケストラでエリザベス2世がパトロンに名を連ねるなど大変由緒あるオーケストラです。
更新頻度はあまり多くないのですが、数ヶ月に1度ライブストリームで演奏会の模様を生中継しています。当然イギリス時間なのでライブで見ようと思うとこちらでは深夜だったりする事が難点ですが、太っ腹な事にライブ終了後も演奏会の模様をアーカイブで残してくれています。
最新のライブはつい先日行われていたようで、演奏時間約90分の超大曲マーラーの交響曲第2番「復活」が全編アーカイブとして残されています。
ちなみに「復活」については過去に少し取り上げています。

曲の内容には殆ど触れていませんが、音楽と併せて読むと面白いかも?
過去のアーカイブにはストラヴィンスキーの「春の祭典」やブルックナーの交響曲第4番、マーラーの交響曲第6番なども。全体的に大曲が多いでしょうか。節目節目の大曲演奏会にフォーカスして配信している感じがします。そういう曲を無料で公開しているのは大変ありがたいことです。休憩時間中に団員へのインタビューも行っているのがサービス精神旺盛で良いですね(当然英語ですが)
音楽は本来耳で聴くものですが、音と楽器の対応が視覚的に分かる映像も中々楽しいものですよ。
クラシックの映像配信に一番力を入れている団体は間違いなくベルリンフィルです。ただしこちらは有料サービス。Youtubeにもチャンネルは有りますが、演奏会の一部分だけを切り取ったCM的な動画ばかりとなっています。更新頻度は非常に高いので、それだけでも結構な見ごたえなんですけどね。
Berliner Philharmoniker (YouTubeチャンネル)
ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール(配信サービス)
ほぼ全ての演奏会を網羅し、サービス提供以前の映像も年々増加している上に直近の演奏会に至ってはハイレゾ音質や4Kにも対応し始めているサービスの充実ぶり。
このサービス、少々お値段は張るのですが日本に居ながらベルリンの(そして世界最高峰の!!)演奏会の模様が見れると思えばお手頃価格と言えるかもしれません。
ちなみに日本はかなり大口の顧客らしいですよ。