どようのつちのひクラシック音楽

どようのつちのひ 85

この記事は約1分で読めます。

ショスタコーヴィチ 交響曲第6番より第3楽章(1939)

曲紹介企画の時にこの曲の内容も少しお話しました。

どようのつちのひ 57
ショスタコーヴィチ② ショスタコーヴィチ(1906-1975)は良く知られるクラシック作曲家の中では最も最近の人物と言って良いかもしれません。他には「アランフェス協奏曲」のロドリーゴ(1901-1999)、「カルミナ・ブラーナ」のオルフ(...

35分程度の交響曲の半分を暗く重たい第1楽章が占める曲ですが、後半の2,3楽章は一転して軽快な曲に。その中でも第3楽章はお祭り騒ぎ。大変賑やかな曲となっています。

1937年作曲の交響曲第5番での名誉回復によって精神的に余裕が出来たのでしょう、1楽章に重たいテーマが有るものの、全体的で見れば肩の力の抜けた交響曲で、暗い曲が多い事で有名な(?)ショスタコーヴィチの中では聴きやすい部類の曲です。1938年には長男も誕生しています。

余談ですが、長男のマクシムは音楽家として活動しています。ピアノ協奏曲第2番では初演のピアノを努めたり、ショスタコーヴィチ自身のピアノをマクシムが指揮するなどしました。