どようのつちのひクラシック音楽

どようのつちのひ

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タイトルの通り、週一回の更新を目標に適当な音楽の話をしようと思う。

あまり気合を入れても長続きしない自信があるので、分量もテーマも気まぐれにゆるーくやって行く予定。文調も今後どんどん砕けるかもしれないし変わらないかもしれない。

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『ドヴォルザーク 交響曲第8番 & ブラームス 交響曲第3番』
カラヤン指揮、ウィーンフィル(1961&1960年録音)

オーケストラに関わってから初めて自分の意志で買ったCDだと思う(元々ピアノを弾いていたのでピアノのCDは別に有った)
初めての定期演奏会で演奏したのが「ドボ8」だった。

カラヤンだとベルリンフィルとの録音が全集版で存在するので、そちらの方が恐らく有名だろう。
フルトヴェングラーから引き継ぎカラヤンが更に磨き上げたベルリンフィルの華やかで機能的な音色とは違い、ウィーンフィルならではの伝統のいぶし銀サウンドを聴くことが出来る。今でも各楽団毎の特色は勿論存在するが、今ほどグローバル化していないこの時代の方がオーケストラ毎の音の特色は際立って聴こえる様な気がする。比較的中庸な解釈で、なおかつ様々な楽団で指揮活動を行ったカラヤンの演奏録音は楽団毎の特色を聴き比べするのにはうってつけだと思う。

全曲通じてウィーンフィルは弦楽器群のポルタメントが美しい。
鳴らす時は盛大に鳴らしてくる金管群との対比も面白く飽きさせない。ドヴォルザークの4楽章が良い例。
緩徐楽章はともかくベルリン版は個人的には少し派手すぎるのでウィーン版の方が好み。録音状態も60年とは思えないほど良く、質も7-80年台の物より良い意味でドンシャリが効いておらず聴きやすい。

手に取ってから10年以上経つのに未だ自分の中で上位の録音に入る。
初めてのCDがこでれ良かったと思える1枚。


冒頭の通り、テーマは気まぐれで変わる予定。
でも次回も恐らくCDの話。