バーンスタイン 「キャンディード」序曲(1956、1989改訂)
レナード・バーンスタイン(1918-1990)は20世紀を代表する指揮者の一人。
作曲家としても宗教色の濃い交響曲から、ウエストサイドストーリーと言ったミュージカルまで幅広い分野で曲を残しています。
今回紹介するキャンディードもミュージカル。
この序曲が特に有名で、単体での演奏機会も多いです。
冒頭の快活な音楽から中間部の馴染みやすいメロディー、どこを取ってもまさしくミュージカルと言った曲。
全体的にマーチの様なノリで簡潔な曲の様に聴こえますが、実はかなりの変拍子です。基本2拍子と3拍子の組み合わせですが、例えば中間部のメロディーは組み合わせで7拍子になっています。複雑な拍子を感じさせない音楽の流れはこの曲の魅力の1つでしょう。